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補修ブログ

コンパウンドの選び方・ 使用法

コンパウンドの選び方・使用法

コンパウンドとは?
研磨粒子が配合された液体やペーストの磨き剤。 イメージ的には歯磨き粉のような感じです。 研磨粒子が塗装表面を削ることで平滑になりキズが目立たなくなったりツヤが出ます。
コンパウンドの用途は?
塗装面に付いたキズを目立たなくしたり、補修塗装後のツヤ出し、くすんだ塗装面のツヤ出しなど、タイプによって用途は異なります。
 

コンパウンドの種類と選び方

※コンパウンドのタイプによって同じ粒子サイズでも研磨力に差が出ます

チューブタイプ

小面積を手作業で研磨する。補修塗装を磨くのに最も適している。製品は用途・目的で選ぶ。

液体タイプ

比較的広い部分を手作業で磨く。仕上がりを重視するユーザー向き。製品は用途・目的で選ぶ。

半ネリタイプ

手作業、機械パフ両用。広い面積を一度に仕上げるのに最も適している。製品はボディカラーで選ぶ。

半ネリタイプ(ノーシリコン)

 

キズ消し作業のやり方

  1. コンパウンドを専用スポンジや柔らかいクロスに適量取ります
  2. ハンカチサイズの面積ごとにやや力を入れて直線的にゆっくりと磨きます
  3. コンパウンドが乾く前に柔らかいクロスで吹き上げてください
  4. キズの状態を確認しながら作業を繰り返したり、コンパウンドの粒度を変更して仕上げてください
ワンポイントアドバイス
コンパウンドで目立たなくなるキズとは?
  • 水をかけてみて一瞬キズが見えなくなるような浅いキズ
  • 塗装の表面が削られただけの浅いキズ
  • キズ付いた際に相手側の色が付着してしまった浅いキズ
キズに水をかけてみて、一瞬キズが見えなくなるようなら、クリア層だけのキズの可能性が。この場合はコンパウンド磨きで補修可能だよ。
 
今回使用した商品はこちら!
  • MH961 ポリッシングクロス3枚入り

  • MH926 コンパウンドミニセット

補修塗装後のツヤ出し作業のやり方

1. 塗装範囲を研磨する

塗りあと整えスポンジ」に水をつけながら塗装範囲を軽く磨いてザラザラした塗装ミストを取り除きます。 全体が白く曇るまで力を入れずに磨きます。磨き過ぎには注意が必要。

2. 液体コンパウンドでツヤ出し

コンパウンドスポンジ」にコンパウンドを適量とり叩くように広げ馴染ませてから磨いていきます。状態を確認しながらやや力を入れて直線的にゆっくりと磨きます。

3. 拭き上げ

細め→極細→超極細の順で磨き、コンパウンドの番手ごとに柔らかい綺麗なクロスで拭き上げてください。

今回使用した商品はこちら!
  • MH965 塗りあと整えスポンジ

  • MH383 コンパウンド用スポンジ2P

  • MH956 リキッドコンパウンドミニセット

  • MH961 ポリッシングクロス3枚入り

コンパウンド作業の注意点

ボディに汚れや埃が残ったままコンパウンドを使用するとキズの原因になります、しっかり洗車をしてから作業しよう
コンパウンドの種類や粒子サイズごとにスポンジやクロスは使い分けよう
コンパウンドで磨くと塗装は少しずつ薄くなっていきます、磨きは慎重に、キズ消しは深追いしないように作業しよう
ボディが熱い時は研磨の摩擦熱で塗装面が曇るなどトラブルの原因に、ボディが冷めていることを確認してから作業しよう

その他コンパウンドの紹介

ワックスインタイプ

プラチナコンパウンドシリーズ

カルナバワックスを配合した超微粒子研磨剤がボディのくすみや水アカを除去して光沢を与えます。専用磨きスポンジ付。

半ネリタイプ
液体タイプ

ステンレス・アルミ等の金属ミガキタイプ

MH259 プラチナコンパウンドメタルシャイン

ステンレス・アルミ等の金属パーツの光沢復元、サビ、くすみ、汚れ落とし。 研磨力にフォーカスした研磨剤により金属表面のサビ、くすみ、汚れを落とし光沢が復元します。 半ネリタイプ特有の伸びの悪さがなく、拭き取り性にも優れています。嫌な溶剤臭がしません。 シリコーンオイル配合により金属表面を保護します。